この記事の内容(16項目)
- まず実態|5ブランドの標準構成を並べてみた
- ① メモリ|容量と「1枚か2枚か」
- 「16GB×1」と「8GB×2」は、同じ16GBでも違う
- ② SSD|500GBで足りるか
- ③ 保証|標準の年数と、延長保証の条件
- ④ 電源|GPUの推奨を下回っていないか
- ⑤ 無線LAN|標準で付くか
- ⑥ 冷却・ケース|置き場所と音
- ⑦ 送料・納期・サポート|ブランドごとに違う
- ⑧ カスタマイズ後の総額|本体価格だけで比べない
- ⑨ セール・クーポン|価格と期限を公式で確認
- ⑩ 注文直前|商品名と構成表を見比べる
- 注文前チェックリスト(保存用)
- ブランドごとの詳しい比較は、こちら
- よくある質問(FAQ)
- 🐾 まにゃほ最終判定|仕様表は「3か所」から見る
メモリは1枚? SSDは500GB? 保証は1年? | 値段だけでは見えない所を、5ブランドの実データで整理【2026年10月】
BTO(受注生産のパソコン)は、パーツの組み合わせで価格が決まります。CPUとGPUが同じでも、メモリ・SSD・無線LAN・電源・保証で、買ったあとの使いやすさと総額が変わります。
当サイトでは、5つのブランド、レビュー記事のある約90機種の仕様表を1台ずつ確認してきました。この記事では、そこで見えてきた見落としやすい10か所を、実データつきで整理します。
■ まず実態|5ブランドの標準構成を並べてみた
当サイトの掲載機種と、レビューで確認した仕様表の数字です。どのブランドが良い・悪いという話ではなく、「標準だとこうなっている」という事実の一覧です。
| ブランド | 掲載機種 | 標準メモリが16GB | 標準SSDが500GB | 標準メモリが1枚 (レビューで確認) |
無線LANが標準で付く (レビューで確認) |
|---|---|---|---|---|---|
| マウスコンピューター | 57機種 | 43機種 | 27機種 | 25台中11台 | 25台中9台 |
| FRONTIER | 36機種 | 8機種 | 0機種 | 22台中8台 | 24台中14台 |
| arkhive(アーク) | 22機種 | 4機種 | 0機種 | 22台中0台 | 22台中20台 |
| OZgaming | 23機種 | 8機種 | 8機種 | 5台中1台 | 5台中1台 |
| Astromeda | 34機種 | 33機種 | 34機種 | 13台中0台 | 13台中0台 |
※2026年10月16日時点。右の2列は、レビュー記事の仕様表で確認できた台数だけを数えています(確認できなかった機種は除外)。OZgamingはレビュー本数が少ないので参考値です。
・ブランドごとに、標準構成の「削り方」が違います。16GB・500GBが中心のブランドもあれば、32GB・1TB以上が中心のブランドもあります
・削ってある分だけ本体価格は安いので、あとから足す前提なら悪い買い方ではありません。大事なのは足りない所を、買う前に知っておくことです
■ ① メモリ|容量と「1枚か2枚か」
メモリは、まず容量(16GB・32GB)を見ます。目安はメモリ容量の解説にまとめました。ここでは、見落としやすい「枚数」の話をします。
「16GB×1」と「8GB×2」は、同じ16GBでも違う
仕様表に「16GB(16GB×1)」と書いてあれば、メモリは1枚です。「16GB(8GB×2)」なら2枚。メモリは2枚で使う「デュアルチャネル」のほうがデータの通り道が広く、ゲームや配信の同時作業で有利になる場面があります。1枚だと動かないわけではありませんが、CPUの処理が重い場面で、fpsが伸びにくいことがあります。
| 仕様表の書き方 | 意味 |
|---|---|
| 16GB(16GB×1)/シングル | メモリ1枚。注文時に2枚組へ変えられるか確認 |
| 16GB(8GB×2)/デュアル | メモリ2枚。そのまま使える |
| 32GB(16GB×2) | 容量も十分で2枚。配信・録画・作業もするなら安心 |
実例(レビューで確認した標準構成):
・NEXTGEAR JG-A7G70(マウス)は16GB×1のシングル。同じマウスでもG TUNE DG-A7G70は32GB(16GB×2)のデュアル
・FRONTIER FRGHLB550/5060は16GB×1。同じFRONTIERでもFRZAB850B/Bは32GB(16GB×2)
・arkhive は、確認できた22台すべてが2枚
16GBのモデルは、「×1」か「×2」かを必ず見る。×1なら、注文時に2枚組(16GB×2または32GB)へ変えられるかを確認しましょう。
■ ② SSD|500GBで足りるか
SSDは、ゲームやデータを入れておく場所です。大作ゲームは1本で数十GB〜100GB以上になるタイトルもあり、500GBだと、OSとアプリを入れた時点で空きが少なくなります。
標準が500GBのモデルは、ブランドで偏りがあります。表で見ると、マウスは27機種、OZgamingは8機種、Astromedaは34機種が500GBです(前の表のとおり)。FRONTIERとarkhiveは、掲載機種の標準がすべて1TB以上です。
・遊ぶゲームが数本なら、500GBでも始められます
・大作を何本も入れる・動画編集もするなら、最初から1TB以上のモデルを選ぶか、注文時に増やす
・「容量」が先、SSDの世代(Gen3・Gen4)は次に見れば十分です
■ ③ 保証|標準の年数と、延長保証の条件
保証は、標準で何年ついているかと、延長できるかの2つを見ます。ここはブランドで違うので、事実だけ並べます。
| ブランド | 標準保証 | 延長保証 |
|---|---|---|
| マウスコンピューター | 3年間(センドバック修理) | あり(引き取り修理の「ピックアップ」、訪問修理の「オンサイト」) |
| FRONTIER | 1年間(センドバック)が中心。一部モデルは3年 | 購入画面で確認 |
| arkhive(アーク) | 1年間(センドバック) | 購入時に内容・料金・条件を確認 |
| OZgaming | 1年間 | BTOオプションで最長3年まで |
| Astromeda | 1年間 | 自然故障の延長保証:2年=PC総額×7%、3年=PC総額×11% |
※各ブランドの公式案内を、レビュー記事の公開時点で確認した内容です。保証の範囲・修理方式・料金は変わることがあるので、注文前に公式の購入画面で確認してください。「センドバック」は、製品を送って修理してもらう方式です。
・標準が1年のモデルを選ぶときは、延長保証の料金も総額に足して比べる(たとえばAstromedaで32万円のPCなら、3年保証は総額×11%=約35,000円)
・延長保証の「対象」(自然故障だけか、物損も含むか)も、購入画面で確認する
■ ④ 電源|GPUの推奨を下回っていないか
電源は、GPUメーカーが示す推奨電源を下回っていないかを見ます。たとえばRTX 5070は650W、RTX 5070 Tiは750W、RTX 5080は850Wが、NVIDIA公式の目安です。
GPUごとの推奨電源と、実際のBTOの標準電源は、電源750W・850W・1000Wの違いのGPU別早見表にまとめました。標準構成のまま使うなら、BTOメーカーが選んだ容量をまず信頼して大丈夫です。あとからGPUを載せ替える予定があるなら、1〜2段上の容量を検討してください。
■ ⑤ 無線LAN|標準で付くか
無線LAN(Wi-Fi)が標準で付かないBTOは、意外と多いです。部屋にLANケーブルを引けないと、箱を開けても、ネットにつながりません。
レビューで確認した結果は、前の表のとおりです。Wi-Fiが標準で付くのは、arkhiveが22台中20台、FRONTIERが24台中14台、マウスが25台中9台。Astromedaは確認できた13台のうち標準で付くものはありません。
付いていない場合は、注文時のカスタマイズで追加するか、USB接続の無線LAN子機を用意します。追加費用の例は、OZgamingのP30series(9800X3D・RTX5070)が+5,000円(無線LAN+Bluetooth)、Astromedaが+6,480円(Wi-Fi+Bluetooth)です。
仕様表の「無線LAN」欄に「なし」「非搭載」「記載なし」とあれば、標準では付きません。Wi-Fiで使うなら、追加費用も総額に入れて比べましょう。
■ ⑥ 冷却・ケース|置き場所と音
冷却は空冷と水冷があり、ブランドで偏りがあります。掲載機種では、OZgamingは23機種中23機種が空冷、Astromedaは34機種中33機種が水冷、マウスは57機種中43機種が水冷です。
| 見る所 | ポイント |
|---|---|
| 空冷/水冷 | 水冷は冷やしやすく静かな構成が多い一方、ラジエーター(放熱板)の分だけ場所を取ります |
| ケースのサイズ | ミニタワー・ミドルタワー・フルタワーで、高さと奥行きが変わります。机の下・棚に入るか、公式の寸法で確認 |
| 音・見た目 | ガラスパネルやLEDファンは見た目が良い反面、好みが分かれます。白・黒などの色違いは、別の商品として扱われることがあります |
■ ⑦ 送料・納期・サポート|ブランドごとに違う
本体価格が同じでも、送料と届くまでの日数、困ったときの窓口はブランドで違います。事実だけを並べます。
| ブランド | 送料 | 納期の目安 | サポート |
|---|---|---|---|
| マウスコンピューター | 基本的に無料 | 3営業日〜(製品ごと)。オプションで翌営業日出荷(13時までの注文が対象) | 24時間365日の電話 |
| FRONTIER | 3,300円(無料キャンペーン中は無料) | 受注生産。出荷目安は購入画面で確認 | 電話・メール |
| arkhive(アーク) | 無料(製品ページの表記) | 即納パーツのみで7〜10日、お取り寄せパーツを含むと18〜28日 | 電話(平日・土日祝の11:00〜18:00) |
| OZgaming | 無料(掲載機種) | 在庫があれば3〜5営業日で出荷 | 公式で確認 |
| Astromeda | 3,300円 | 受注生産。注文確定後10営業日前後(繁忙期は最大30営業日程度) | 公式LINEのアフターサポート |
※各ブランドの公式案内を、レビュー記事の公開時点で確認した内容です。納期・在庫・送料は変わるので、注文前に購入画面の表示を見てください。
「いつまでに使い始めたいか」が決まっているなら、納期を最優先で比べましょう。送料が別のブランドは、送料を足した総額で比べるのが公平です。
■ ⑧ カスタマイズ後の総額|本体価格だけで比べない
ここまでの①〜⑦を足すと、「標準価格が安いPC」が、いちばん安く買えるPCとは限りません。
| 足すもの | 例 |
|---|---|
| 本体価格 | 表示されている価格(セール中は実売価格) |
| 送料 | FRONTIER・Astromedaは3,300円 |
| メモリ・SSDの増設 | 16GB×1→16GB×2、500GB→1TB など |
| 無線LAN | OZgaming P30series+5,000円、Astromeda+6,480円 など |
| 延長保証 | Astromedaの3年=総額×11% など |
比べ方の考え方は、初心者がやりがちなゲーミングPC選びの失敗5選の「失敗④」にも書いています。
■ ⑨ セール・クーポン|価格と期限を公式で確認
BTOは、セールやクーポンで価格が週単位で動きます。このサイトの価格は定期的に更新していますが、注文前に、公式で現在の価格と期限を確認してください。いま対象のモデルは、セール・クーポンまとめにまとめています。
■ ⑩ 注文直前|商品名と構成表を見比べる
最後に、カートに入れる前にもう一度、商品名と構成表を見比べます。型番が同じでも、ホワイトなどの色違い、セット品(モニターやキーボード付き)は、別の商品として扱われることがあります。価格・構成・納期は、購入ページのいちばん新しい表示が正です。
■ 注文前チェックリスト(保存用)
■ ブランドごとの詳しい比較は、こちら
ここまでの10項目を踏まえて、ブランド別のまとめ記事で機種を探せます。
| ブランド | まとめ記事 |
|---|---|
| マウスコンピューター | マウスコンピューターのゲーミングPC|G TUNEとNEXTGEARの違い |
| FRONTIER | FRONTIER のおすすめ |
| arkhive(アーク) | arkhive(アーク)のおすすめ |
| OZgaming | OZgaming P30series 全構成比較 |
| Astromeda | Astromeda のおすすめ |
■ よくある質問(FAQ)
BTOで、初心者がいちばん見落としやすいのは何ですか?
メモリが16GB×1枚のまま買っても大丈夫ですか?
保証が1年と3年だと、どのくらい違いますか?
無線LANがなくても大丈夫ですか?
標準構成が控えめなBTOは、買わないほうがいいですか?
■ 🐾 まにゃほ最終判定|仕様表は「3か所」から見る
| こんな人 | まず見る所 |
|---|---|
| 時間がない・初めてのBTO | メモリの枚数・SSD容量・無線LANの3か所だけ。ここが一番見落としやすい |
| 長く使いたい | 保証(標準の年数と延長の条件)と電源 |
| すぐ使い始めたい | 納期と送料 |
| 予算が決まっている | 総額(送料・増設・無線LAN・延長保証まで足す) |